台湾旅行の注意点|初めてでも迷わないルール・持ち物・現地マナー

饒河街観光夜市の入口と「はじめての台湾 旅行前に知っておきたいこと」の見出し 事前準備

夜市で食べ歩きをしたり、気になる路地を散歩したり。初めての台湾、楽しみにしていることがたくさんあると思います。

その一方で、「日本と違うルールはある?」「知らずに困ることをしてしまわないかな」と気になることもありますよね。

たとえば、台北MRTでは水を飲む場所に注意が必要。でも、駅へ入る前にひと口飲んでおけば、移動中も慌てずに済みます。そんなふうに、知っておくと旅が少し楽になることを、出発前の準備から順に紹介します。

情報確認日:2026年10月2日。入境・持ち込みの条件は、出発前にも公式案内をご確認ください。

入境カードと持ち込み品を確認しよう

荷造りを始めたら、洋服やコスメと一緒に確認しておきたいのが、入境の準備とスーツケースの中身です。空港に着いてから調べるより、自宅で落ち着いて済ませておくと安心ですよ。

入境カード「TWAC」は公式サイトから

台湾では2025年10月1日から、対象の旅行者の入境カードがオンライン申告「TWAC」に一本化されています。日本から短期観光で訪れる方も、対象となる場合は登録が必要です。

登録は無料です。有料の代行サイトと間違えないよう、下の公式リンクから進んでください。パスポート、便名、宿泊先の情報を手元にそろえると、途中で探し直さずに入力できます。

登録できる期間は公式画面の案内と到着日カレンダーで確認し、入境審査前に済ませましょう。TWACとは別に、パスポートやビザなど、ご自身の国籍・渡航目的に合う入境条件の確認も必要です。

確認先:TWAC公式登録サイト/台湾移民署の案内

食べ物は「未開封なら大丈夫」ではありません

移動中のおやつや、機内で食べるつもりだったパン。うっかりバッグに残っていませんか? 肉製品や生鮮の果物・野菜などには、検疫上の持ち込み制限があります。

真空パックや空港で買った商品でも、持ち込めるとは限りません。肉が入ったパンやお菓子なども、中身を確認したいものの一つです。

初めてなら、持ち込み可否が分からない食品は日本に置いていくのが分かりやすい準備です。到着してから気づいた場合は、そのまま通らず、検疫・税関の係員へ確認してください。帰国時のお土産には、日本側のルールもあります。

確認先:日本台湾交流協会・食品の持ち込みについて

電子たばこ・加熱式たばこは要注意

普段使っている方ほど、いつものバッグに入れたままになりがちです。台湾では電子たばこの輸入・販売・使用などが禁止されています。「自分用だから大丈夫」とは考えないでください。

加熱式たばこは別の制度ですが、日本で買った製品をそのまま持ち込めるわけではありません。台北税関の2026年5月の案内では、台湾内の免税店で購入した認可製品についての条件が示され、海外購入品を持ち込まないよう呼びかけています。

対象製品や条件は出発前に税関で確認を。紙巻きたばこも、屋外ならどこでも吸えるわけではありません。現地の禁煙表示を確認し、ホテルでは客室やベランダのルールも確かめましょう。

確認先:国民健康署/台北税関・加熱式たばこの案内

台北MRTでは水も飲まない

街歩きの途中で買ったドリンクを持って、そのままMRTへ。「電車の中で少し飲もう」と思っている方は、ここだけ気をつけてください。

台北MRTでは、改札前の黄色い飲食禁止ラインから先は、水を含めて飲食禁止です。車内だけでなく、ラインを越えた駅のエリアも対象になります。違反した場合の罰金は1,500〜7,500台湾元です。

水分はラインを越える前に取り、飲み物はこぼれないようにして持ち歩きましょう。夜市の食べ物も、ホームや車内で食べず、袋に入れて移動すると安心です。

ただし、体調が悪くて水や薬が必要なときは、無理に我慢せず駅係員へ相談してください。公式案内でも、特別な事情がある場合の相談を案内しています。

なお、これは台北MRTの説明です。台鉄や新幹線まで、すべて飲食禁止というわけではありません。利用する交通機関ごとのルールで考えてくださいね。

確認先:台北MRT・飲食禁止エリアの案内

トイレの紙は、表示を見て判断しよう

「台湾ではトイレットペーパーを流してはいけない」と聞いたことがあるかもしれません。でも、今はそれだけで覚えてしまうと、かえって迷うことがあります。

台湾の環境部は、水に分散するトイレットペーパーを適量使い、便器へ流すことを推進しています。一方、ティッシュや一般的なウェットティッシュ、生理用品などは流せません。

旅行中は、個室の表示と使っている紙の種類を確認しましょう。流さないよう案内がある施設では、その指示に従います。分からなければスタッフに確認すれば大丈夫です。

ごみ箱が置いてあっても、それだけで「紙は全部ここへ」と判断しなくてOK。生理用品などを捨てるためのごみ箱の場合もあります。持参したウェットティッシュも、便器へは流さないでくださいね。

確認先:台湾環境部・トイレで使う紙について

カードだけでなく現金も用意しよう

ホテルではカードが使えても、次に入った小さな食堂では現金払い、ということもあります。カードをメインにする方も、食事や買い物に使う現金は用意しておきましょう。

必要な金額は、旅の過ごし方で変わります。夜市でいろいろ食べたいのか、お土産を現金で買うのか、ホテル代は支払い済みなのか。「現金で払う予定のもの」を書き出すと、自分の旅に合う予算を考えやすくなります。

交通カードへのチャージや、カードが使えなかったときの予備も忘れずに。食堂では注文前に支払い方法を確かめると、食後に慌てずに済みます。

現金はすべて同じ財布に入れず、予備と分けて持つのがおすすめです。支払うときは、台湾元の金額を日本円と見間違えていないかも確認を。レートや手数料は変わるので、以前の旅行の感覚だけで計算しないようにしましょう。

バイクや車に気をつけよう

おいしそうなお店を見つけると、つい看板の方へ目が向きますよね。道路を渡るときは、いったん足を止めて、信号と車・バイクの動きを確かめましょう。

青信号でも、曲がってくる車やバイクに注意してください。地図を見ながら歩かず、安全な場所へ寄ってから確認するだけでも、周囲を見やすくなります。

写真を撮りたいときも同じです。道路へ身を乗り出したり、店の入口や人の通り道をふさいだりしない場所を選びましょう。店員さんや商品を近くから撮るときは、ひと声かけてからだと気持ちよく撮影できます。

夜市や駅の混雑では、バッグを閉じ、財布やスマートフォンを使い終えたらしまうことも忘れずに。食事中も、貴重品をテーブルへ置いたまま席を離れないようにしてください。

雨具・羽織り・充電器を確認しよう

荷物は軽くしたいけれど、外出先でずっと寒かったり、靴が濡れて歩きにくかったりするのは避けたいところ。服装は台湾全体のイメージではなく、行く街・行く日の予報で決めましょう。

雨具と歩き慣れた靴、脱ぎ着しやすい羽織りは、天気や冷房に合わせて調整するのに役立ちます。冬の台北など、冷え込む予報の日は薄手の上着だけで済ませず、防寒も考えてください。

暑い日の街歩きは、移動の合間にカフェや屋内で休む時間を。行きたいお店を詰め込みすぎず、一つ休憩先を決めておくだけでも予定に余裕ができます。

充電器も、出発前に本体の入力電圧を見ておきましょう。台湾は110V・60Hzです。変換プラグは形を合わせる道具で、電圧を変えるものではありません。とくにドライヤーなどは、対応範囲を確かめてから使ってください。

確認先:台湾観光署・実用情報

困ったときは、日本語で相談できる窓口へ

旅先でパスポートが見つからない。どうしたらいいか聞きたいけれど、中国語で説明する自信がない。そんなときに覚えておきたいのが、日本台湾交流協会です。台北・高雄に事務所があり、日本人のパスポートに関する手続きなどを扱っています。

パスポートをなくしたら、日本台湾交流協会へ相談

紛失したときは、帰国するための書類など、必要な手続きを確認しましょう。「すぐに新しいパスポートを受け取れる」とは限らないため、帰国便が近い場合も含めて、早めの相談が大切です。

窓口へ向かう前に、担当する事務所、受付時間・休所日、必要書類を公式サイトで確認してください。相談先は日本人の旅券などを扱う領事窓口です。台湾への入境ビザを発給する窓口とは異なります。

電話できなくても、一人で抱え込まない

データ通信専用のeSIMなどを使っている方は、ホテルのフロントに公式の連絡先を見せ、電話の手助けをお願いしてみましょう。中国語でうまく説明できなくても、下の文章を画面で見せる方法があります。

請幫我聯絡日本台灣交流協會。我不會說中文。
日本台湾交流協会への連絡を手伝ってください。中国語を話せません。

急ぎでない相談なら、公式のお問い合わせ案内で担当窓口の連絡方法を確認できます。メールを利用する場合も、すぐに返答があるとは限りません。帰国が迫っている場合や緊急時は、返信を待つだけにせず、周囲の人に連絡を頼んでください。

病気や事故で急ぐときは、近くの人に助けを求めよう

日本台湾交流協会は、救急車や警察の代わりではありません。急な病気やけが、身の危険があるときは、まずホテルやお店のスタッフ、駅員などに助けを求めてください。必要な場面で、次の文章を見せて連絡を頼めます。

  • 請幫我叫救護車。
    救急車を呼んでください。
  • 請幫我報警。
    警察を呼んでください。

落ち着いて相談できる状況なら、加入している海外旅行保険の日本語サポートも確認しましょう。出発前に、交流協会の案内ページ、ホテルの住所、保険の連絡方法を保存しておくと安心です。上の中国語もスクリーンショットにしておけば、通信がないときにも見せられます。

相談先の確認:公益財団法人日本台湾交流協会(本項目は2026年10月5日確認)

初めての場所で、すべてを覚えてから出かける必要はありません。気になるところを確認できたら、あとは現地の表示を見たり、スタッフに聞いたりしながらで大丈夫。準備を味方にして、おいしいものも街歩きも楽しんできてくださいね。

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